葬儀のあれこれ

宗派のあれこれ

浄土真宗の葬儀

浄土真宗は、鎌倉時代の僧侶・親鸞を開祖とする仏教宗派です。
この記事では、浄土真宗の葬儀についてご紹介いたします。

 
【浄土真宗の基本的な情報】

 

浄土真宗は、日本で一番大きな宗派の内の1つです。
信者数も圧倒的で、浄土真宗全体で2200万人以上の信者を有しています(文化庁「宗教年鑑 平成29年版」より)。
浄土真宗は、「真宗十派」と呼ばれる10の主要な宗派に分けられますが、特に大きいのが、京都の西本願寺を本山とする”本願寺派”と、東本願寺を本山とする”真宗大谷派”です。
本願寺派が791万人、大谷派が784万人もの信者を有しています。
これは浄土真宗以外の他宗諸派と比べても群を抜いており、1位と2位を誇ります。
いかに親鸞聖人の教えが人々の心に刻まれているかが分かります。
 

 

【浄土真宗の葬儀】

 

浄土真宗の葬儀は、他の宗派と意味合いが異なります。
一般的に葬儀の目的は”引導”(故人様をあちらの世界に引き渡すこと=死を認識させること)と”授戒”(戒を授けて仏の弟子にすること=死後の新たな生を授ける)です。
しかし、浄土真宗では、阿弥陀仏を信じる者は死後すぐに極楽浄土に往生すると考えられているために、葬儀の目的は、極楽往生への”報恩感謝”なのです。
極楽往生が約束されているために、一般的な葬儀で使われる、守り刀や清め塩などは使いません。
ご本尊は阿弥陀如来です。
焼香の回数は、本願寺派が1回、大谷派が2回です。
唱える言葉は「南無阿弥陀仏」です。
戒名はなく、法名と呼ばれる名前をいただきます。
「釋◯◯」というようなシンプルな形式です。

 

【浄土真宗独特のしきたり】

 

浄土真宗は、その独特な教えから、他宗派にはないしきたりがあります。
その一例をご紹介します。

 

■戒名ではなく法名
浄土真宗では”授戒”がないためにその時に授かる”戒名”がなく、”法名”をいただきます。

 

■位牌を祀らない
先祖を個別に礼拝することなく、阿弥陀仏のみを礼拝します。

 

■線香は立てずに寝かす
通常、お線香は香炉の中に立てるのが一般的ですが、浄土真宗では折って寝かせます。

 

■守り刀や死に装束は不要
これらは中陰(49日間)の間の服装です。
しかし浄土真宗では中陰という概念がないために、不要とされています。

 

■「御霊前」と書かずに「御仏前」と書く
香典袋の表書きには「御霊前」とは書かずに「御仏前」と書きます。
仏教では、死後49日間は死者は”霊”の状態にあると考えられていますが、浄土真宗には霊の概念がありません。
阿弥陀仏を信じる者は亡くなるとすぐに極楽往生できるとされているためです。
 

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