葬儀のあれこれ

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神道の葬儀

神道とは、神社を中心とした日本固有の宗教です。
この記事では神道の葬儀についてご説明します。

 
【神道の基本的な情報】

 

神道の根底には自然崇拝があります。
森羅万象、つまりこの自然界のあらゆるものに魂が宿ると考える日本人は、山や、木や、石や、水など、あらゆるものに神性を見出しました。
こうした古来からの信仰をゆるやかに体系化したのが神道です。
体系化といっても、仏教のように特定の本尊や拠り所となる経典があるわけではありません。
礼拝の対象は、私たちの身の回りにある自然であり、祖霊です。
神道の礼拝の場所といえば神社ですが、神社に神様がいるというよりは、神社はその象徴です。
古い先祖は村の山や森に還って、氏神となって私たちを見守ってくれると考えられています。
氏神がいるのは山や森であり、その象徴的な場として、神社が建てられています。
神社が森の中や山の麓にあるのはそのためです。
神社に神様がいるのではなく、森全体が、山全体が、神様なのです。
なお、現在は「神社本庁」が日本全国の神社を包括しています。

 

【神道の葬儀】

 

日本の民俗では、死者は49日でホトケになり、33年でカミになると考えられました。
死者は祖霊となり、やがては氏神となるのです。
神社に祀られているのは、私たちの、そしてその土地の古い先祖です。
神道における葬儀は、故人がその家の守護神になってもらうためのものです。
古くから日本人は、自然の中に霊性を感じ、亡くなった人をそばに感じながら生きていたのかもしれません。

 

■玉串奉奠

神道の葬儀では、焼香ではなく、玉串奉奠をして故人様を偲びます。
玉串とは、紙垂(白い紙)が垂らされた榊のことで、これを霊前に供えます。

 

■二礼二拍一礼

玉串奉奠をしますと二礼二拍一礼をします。
葬儀では「しのび手」と言って、「パンパン」と音を立てないように気をつけましょう。

 

■諡号(おくり名)

仏教では戒名を授かりますが、神道では「諡号(おくり名)」をいただきます。
たとえば、山田太郎さんが亡くなった場合は「山田太郎大人命」と書きます。
たとえば、鈴木花子さんが亡くなった場合は「鈴木花子刀自命」と書きます。

 

■霊璽(れいじ)

霊璽とは、諡号を書く木の札です。
仏教で使用する位牌のような役割を果たします。

 

【神道の葬儀の参列のマナー】

 

神道の葬儀に参列する時は、以下の点に気をつけましょう。

■服装は黒の略礼服で構いません。
■数珠は不要です。
■不祝儀袋は「御香典」ではなく、「御玉串料」と書かれたものを準備しましょう。
また、神道には”霊”の概念があるので、「御霊前」でも構いません。
■焼香ではなく玉串奉奠をして弔意を表します。葬儀スタッフの指示に従いましょう。
 

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