葬儀のあれこれ

葬儀社のあれこれ

互助会トラブルの原因

「互助会」と聞くとトラブルを連想する人も多くいるのではないでしょうか。
葬儀業の中で互助会は大資本を有していることも多く、売上高の上位はいつも互助会系の葬儀社が占めています。
大資本の理由は、会員からの掛け金で成り立っていることにあり、それこそがトラブルの種だったりします。
この記事では、互助会のトラブルについてご説明します。

 
【互助会とは】

 

まずは「互助会」をおさらいするために、全日本冠婚葬祭互助協会の説明を引用します。

 

冠婚葬祭互助会とは、加入者が毎月一定額の掛金を前払金として払い込むことにより、冠婚葬祭の儀式に対するサービスが受けられるというシステムです。

(中略)

加入者から前払いされた前受金は、主として結婚式場や斎場を建設する費用や維持費などに当てられる他、儀式に必要な各種の衣裳や祭壇などの備品を購入することなどに使われており、加入者の利点は、儀式の予約をしたことにより低廉な価格でご利用になれ、ご加入時に約束した冠婚・葬祭の契約内容をいつでも保証されています。

(中略)

消費者保護の観点等から、加入者が結婚式や葬儀に利用するまでの間、冠婚葬祭互助会がお預りしている前受金は、割賦販売法によって前受金の1/2を保全する事が義務づけられています(後略)。

 

引用元:全日本冠婚葬祭互助協会HP「互助会のしくみ」https://www.zengokyo.or.jp/about/gojokai/fabric/

 

この説明文のポイントは…

 

1)毎月の掛け金を支払うことで冠婚葬祭のサービスが受けられる
2)加入者からの前払い金を設備投資に充てる
3)加入者は低廉な価格で利用できる
4)前受金の2分の1は保証される

 

…です。

それでは、このポイント別に、どんなトラブルが起きているかを見ていきましょう。

 

【1.掛け金で葬儀ができると思い込んでいた】

「月々何千円の掛け金だけで葬儀ができる」
実際に勧誘員がこう断言することはないでしょうが、話を聞く側はそう錯覚します。
もしもあなたが30万円コースに入会したとして、30万円で葬儀ができるでしょうか?
できません。
コースプランはあくまで葬儀に必要な基本的な品目が含まれているだけです。
実際の葬儀では、会館使用料や、霊柩車や、返礼品や、料理や、お寺へのお布施も用意しなければなりません。
掛け金の満額での葬儀は絶対にできないのです。

 

【2.掛け金こそが会社の生命線 強引な勧誘と解約渋り】

 

加入者からの前払金は、業者にとっては生命線です。
ですから、勧誘員には強引な勧誘を促し、解約を求める会員に応じない、解約を渋るなどのトラブルもよく耳に入ります。
解約手数料も不当に高額だと訴訟問題になったのは記憶に新しいところです。

 

【3.互助会の葬儀プランは、相対的に高め】

 

たしかに会員は低廉な価格でサービスを受けられるかもしれません。
しかし、互助会以外の葬儀社も含めて費用を比較検討すると、さらに低廉な葬儀社はあるでしょう。
また、いざ葬儀の打ち合わせになった時に、コースのグレードアップを勧められることもあります。
もちろんコース以外に手配しなければならない品目もあり、それらにも費用がかかります。
「低廉な価格」という言葉には注意しておきましょう。
もちろん定価よりは低廉かもしれませんが、どこからが低廉かは、個人差によるためです。

 

【4.前受金の半分は還ってこない】

 

「前受金の1/2を保全する事が義務づけられています」ということは、半分は還ってこないということです。

 

【トラブルへの対策】

 

対策はシンプルです。
しっかりと葬儀について勉強しておきましょう。
であれば、掛け金の満額で葬儀ができないことはすぐに分かるでしょう。
互助会側は、なにも詐欺を働いているわけではありません。
契約上のトラブルには契約者にも責任があります。
互助会の勧誘は人間関係を通じてやってくるので、断りづらい点もあるかもしれませんが、納得のいかない契約は避け、疑問に思った点はどんなことでも質問しましょう。

 

関連記事こちらの記事も読まれています

0120955836

page top