葬儀のあれこれ
葬儀が済んだら、葬儀費用を速やかに支払いましょう。
この記事では、葬儀社への支払いについてまとめました。
【葬儀社からの請求書は早くて当日、2〜3日後には届く】
葬儀社からの請求書は、早くて当日、遅くても2〜3日後には届くでしょう。
日数が少しかかるのは、料理や返礼品など、数量が確定してから伝票や請求書が作成されるからです。
【葬儀の現場で遺族が直接支払うもの】
次に挙げたものは、葬儀社を介さずに直接支払う可能性があります。
これらを喪主が直接払うか、葬儀社が立て替えるかは状況によって異なります。
■寺院への謝礼
■心付け
■火葬料や霊柩車など、役所への支払い
■料理代金(仕出し業者へ)
■飲み物代(式場に出入りしている業者へ)
【請求書は、必ず見積書と照らし合わす】
請求書が届いたら、必ず見積書と照らし合わせましょう。
請求書の中には、料理や飲み物や返礼品など、数量が変動する性質のものがあり、これらは見積もりでは概算までしか出せません。
実請求に違和感があった場合は必ず葬儀社に確認しましょう。
【支払い方法】
支払い方法は、いまでも現金の集金や振込が主流です。
クレジット決済を導入する葬儀社も増えてきました。
【葬儀ローン】
葬儀社提携の信販会社を通じてローンを組むことも1つの方法です。
見積もり時や契約時に申し出ましょう。
審査は比較的通り安いのですが、その分金利も高めでしょう。
【香典の確認】
葬儀が終わったら、香典帳と実際の金額を照合します。
そして、参列者からいただいた香典はありがたく葬儀費用に充当しましょう。
ただし、いただいた香典に対し香典返しをしなければならないので、その資金は計算しておかなければなりません。
【助成制度や葬儀保険の活用】
葬儀費用はまとまったお金を用意しなければなりません。
予め、葬儀費用に補填できる制度を確認し、利用しましょう。
■保険や年金の支給制度
葬祭費や埋葬費として、所定の方法で申請することで遺族にはお金が支払われます。
また、状況によっては遺族年金の対象になることもあるので、詳しくは窓口に問い合わせましょう。
■互助会の契約
互助会は元気なうちに葬儀費用の一部を前払いしておく制度です。
うまく活用すれば、いざという時の負担が軽減できます。
■葬儀保険
葬儀市場の拡大により、さまざまな保険商品も生まれています。
月々の定額な掛け金がいざという時の助けになります。
複数の保険会社がリリースしているので、比較検討してみるのもいいでしょう。
【請求書や領収書は大切に保管する】
葬儀費用は相続税の課税対象から控除できます。
相続手続きが完了するまでは葬儀社からの請求書や領収書は大切に保管しておきましょう。