葬儀のあれこれ

葬儀準備のあれこれ

宗旨宗派や菩提寺の確認

あなたは、自分の家の宗旨や宗派を言えますか?
菩提寺の名前を言えますか?
実は、これが言えないという人が、結構いるのです。
ちなみに宗派と菩提寺は、葬儀の時に葬儀社から必ず聞かれる事柄です。
きちんと把握しておきましょう。

 

【菩提寺とは、代々の先祖供養をしてくれるお寺】

”菩提寺”(ぼだいじ)とは、代々の先祖供養をしてくれるお寺のことです。
この菩提寺に対して供養をしてもらう家のことを”檀家”(だんか)と呼びます。
菩提寺と檀家の関係は江戸時代に固定化されました。
江戸幕府の敷く寺請制度というものが、そのはじまりです。
当時の幕府は国民の戸籍の管理のために寺院を利用したのです。
そして、庶民はどこかの寺院の檀家になることを命ぜられたのです。
寺院は檀家の供養や法事を独占的に取り仕切り、その名残は信教の自由が保障された戦後になってもなお、根強く残っています。

 

【菩提寺がない場合は葬儀社に紹介してもらえる】

 

葬儀をしなければならないけれど、付き合いのある菩提寺がいない。
このような時は、葬儀社に相談しましょう。
寺院を紹介してもらえます。
ただし、その場合も宗派のことを訊ねられるでしょう。
葬儀社側もどの宗派の寺院を紹介すればいいか分からないからです。
自分の家にお寺との付き合いがなくても、本家の菩提寺を調べるなど、自分のルーツをさかのぼっていくようで、これはこれで、有意義な作業になるかもしれませんね。

 

【檀家制度が崩壊しつつある仏教界】

 

この檀家制度は、戦後社会の移り変わりによって、その維持が困難になっています。
というのも、”ひとつの村にひとつのお寺”という形でお寺が点在し、そこに住む人たちが檀家になっていたのですが、都市への人口流入や過疎化が進行。
土地に根差した信仰は限界にきています。
最近では、インターネットの寺院紹介サイトもあれば、各寺院がそれぞれ情報発信をして、宗旨宗派を問わずに供養を受け入れるところも増えています。
逆を言えば、「檀家」という古く、かつ厳しい縛りから解放された中で、自分自身で信頼できる寺院を見つけることができる時代なのです。
 

 

【各宗派の見極めの特徴】

 

それでは代表的な宗派の見極め方をまとめます。
あなたのおうちはなんという宗派でしょうか?

 

■天台宗

本尊は阿弥陀如来(あるいは釈迦如来)仏壇の両脇に天台大師と最澄の絵がある。

 

■真言宗

本尊は大日如来。脇仏は右が弘法大師、左が不動明王。
位牌や墓石に梵字の「ア」が書かれている。

 

■臨済宗

本尊は釈迦如来。
脇仏は各宗派の開祖。
座禅を組んだお坊さんの絵。
墓石に「南無釈迦牟尼仏」と彫刻されていることもある。

 

■曹洞宗

本尊に釈迦如来。
脇仏は右が道元、左が瑩山。
位牌の頭に「空」の文字や「〇」(円相:えんそう)が書かれていることもある。

 

■浄土宗

本尊は阿弥陀如来。
脇仏は右が善導大師と、左が法然。
阿弥陀如来の光背が舟形のような形をしている。
位牌に「誉」の文字が入っていることもある。

 

■浄土真宗本願寺派(お西)

本尊は阿弥陀如来。
脇仏は右が親鸞聖人。
左が蓮如上人。
阿弥陀如来の後光が8本で表されていれば本願寺派(お西)です。

 

■真宗大谷派(お東)

本尊は阿弥陀如来。
脇には右に十字名号(帰命尽十方無碍光如来)、左には九字名号(南無不可思議光如来)。

 

■日蓮宗

本尊は法華曼荼羅。
脇仏は右に鬼子母神。
左に大黒天。
墓石に「南無妙法蓮華経」の文字が刻まれています。

関連記事こちらの記事も読まれています

0120955836

page top