葬儀のあれこれ

仏壇の基礎知識あれこれ

仏壇は仏様と位牌を祀るもの

仏壇では、大日如来や阿弥陀如来などの本尊(その宗派が礼拝の対象とする仏様)と、ご先祖様との両方をお祀りします。
この両者の関係をどう考えればいいのでしょうか。

 
【宗派によって異なるご本尊】

 

ご本尊とは、その宗派が信仰の対象とする中心的な仏様です。
本尊は掛け軸や仏像の形で、仏壇の上段中央で祀ります。
ちなみに、宗派別の本尊は以下になります。

■天台宗  釈迦如来または阿弥陀如来
■真言宗  大日如来
■浄土宗  阿弥陀如来
■浄土真宗 阿弥陀如来
■臨済宗  釈迦如来
■曹洞宗  釈迦如来
■日蓮宗  法華曼荼羅

 

日蓮宗は、特定の仏というよりは、久遠実成本師釈迦牟尼佛(歴史上存在した釈迦ではなく、超越的存在としての釈迦如来)が説いた法華経を大切にし、法華曼荼羅には法華経後半の14章(本門)に登場する諸仏が漢字や梵字で書かれています。

 

【日本人は、かつてこの世に生きた先祖をホトケにした】

 

一方で、仏壇の中にはご先祖様そのものとして位牌を祀ります。
位牌は亡くなった人の戒名や命日などを刻みます。
本尊を上段で祀るのに対し、位牌は2段目に並べます。
大日如来や阿弥陀如来や釈迦如来が、この世に実態があるかないを証明できない、超越的な仏さまであるのに対し、ご先祖様は間違いなくこの世に生きた死者です。
そして日本人は、かつて人間としてこの世に生きた死者を懇ろに供養することで、仏にし、神にしてきました。
49日を経て死者は仏となり、33年かけて神になり、その地域と氏神へと昇華していくのでした。

 

【浄土真宗では位牌を祀らない】

 

ただし、浄土真宗は、阿弥陀如来のみを礼拝することを説いているために、先祖の個別の供養をしません。
よって、位牌も作りません。
一部九州地方をはじめとする西日本では位牌を作る風習があります。
また、真宗高田派でも位牌を祀ります。

 

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