葬儀のあれこれ

仏壇の種類あれこれ

仏壇の歴史・産地

いまの時代は当たり前のように葬儀のあとに仏壇を用意します。
ところで仏壇はどのような歴史を経て今のような形になったのか、そしてどこで作られているかをご存じですか?
この記事では、仏壇の歴史や産地などを通して、その成り立ちについてご説明いたします。

 

【仏壇の起源】

 

仏教の起源には2つの説があります。

■持仏堂説
仏教が伝来してからというものの、上流階級を中心に諸仏への信仰が広がり、彼らは「持仏堂」と呼ばれる建物を作り、仏を祀りました。
平等院鳳凰堂や、鹿苑寺(通称:金閣寺)も持仏堂です。
この持仏堂が仏教の起源とする説があります。

■魂棚説
もう一つは民俗学者の柳田國男さんも提唱する「魂棚(たまだな)説」です。
もとは盆に先祖が帰ってくるのを受け入れるための棚だったのが常設化し、いまでは仏壇を置くようになりました。

 

【仏壇の普及】

 

仏壇は、江戸時代に庶民に浸透しました。
これは、江戸幕府が敷いた寺請制度によるものでした。
すべての家はどこかの檀家になることを強いられました。
それぞれの家で仏壇を構え、菩提寺の本尊を自宅で祀って礼拝したのです。

 

【仏壇の産地】

 

仏壇にも産地があるということをご存知でしたか?
仏壇の制作技術は、伝統工芸の粋を集めたものです。
とある家具職人の話では、「仏壇は、その部材の多さ、仕事の細さからとてもマネできない」と舌を巻くほどです。
それぞれの地域の伝統工芸となっていった仏壇の代表的な産地をご紹介します。

 

【唐木仏壇の産地】

 

唐木仏壇の産地は、徳島や静岡が代表的です。
もともと、腕利きの指物師が多数集まる大阪は唐木仏壇の一大生産地でしたが、戦争中の空襲により街は壊滅しました。
近隣の徳島で作られた唐木仏壇が大阪で広まり、そのまま徳島は唐木仏壇の産地になっていったようです。
また、静岡は家具職人の多い地域で、同時に日蓮正宗用の仏壇の産地でしたが、その後は八宗用の仏壇の制作もしています。

 

【金仏壇の産地】

 

金仏壇の産地は日本全国にあります。
浄土真宗が普及した地域の伝統工芸になっているためです。
金仏壇は、木地、彫刻、漆、蝋色、金箔、蒔絵、飾り金具、組立など、複数の職人の技が合わさって出来上がります。
そのため、城下町や寺内町(お寺を中心に栄えた町)などを中心に日本全国に産地が点在しています。
代表的な産地に、山形、新潟(白根)、富山、金沢、七尾、名古屋、彦根、京都、大阪、姫路、広島、八女、川辺などがあります。

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