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仏壇の種類あれこれ

唐木仏壇

仏壇は、いくつかの種類に分けられます。
唐木仏壇、金仏壇、家具調仏壇、上置き仏壇など。
この記事では唐木仏壇についてご紹介いたします。

 

【唐木仏壇はどういう仏壇?】

 

唐木仏壇とは、紫檀や黒檀などの銘木を用いて作られた仏壇のことです。
主に、浄土真宗以外の宗派(天台宗、真言宗、浄土宗、臨済宗、曹洞宗、日蓮宗)で使用します。

 

【なぜ「唐木」と呼ばれるのか?】

 

仏壇に使用される代表的な木材(紫檀、黒檀、タガヤサンなど)は東南アジア産出のものが多く、中国人(当時の唐)の商人を通して輸入されたためにこう呼ばれているようです。
実際には、桑や欅や屋久杉といった和木も人気があり、東南アジアだけの木材とは限りません。

 

【唐木仏壇の材質】

 

先ほど挙げたような銘木は、産出量が減少し、希少性が増しています。
たとえば、本紫檀の産地は東南アジアですが、最近では紫檀系に分類されるパーロッサやブビンガなどを紫檀として用いています。
共にアフリカ産です。
また、銘木の使用によるコストの高騰を抑えるために、木調のプリント材を用いる安価品があります。

 

【芯材と表面材 練り物と貼り物】

 

唐木仏壇のほとんどは、芯材と表面材を分けます。
たとえば紫檀の仏壇の場合、心材には天然木材を用い、表面に紫檀を練りつけます。
この理由は…

■コストの抑制
■総無垢(すべてを銘木にする)と木材が反ってくる

…などの理由が挙げられます。
芯材には、天然木材のほか、天然合板(ベニヤ)、MDF(中質繊維板、いわゆるボードです)を用います。

 

さて、表面材には「練り物」と「貼り物」があります。
「練り物」は、銘木を貼り付けること(業界用語で「練り」と呼びます。)「貼り物」はプリント材などを貼り付けたもののことです。
練り物の方がいい素材を使っています。
芯材に対して、前面だけを練ったものを「前練り」、前後の場合は「二方練り」、三方向の場合は「三方練り」、四方の場合は「四方練り」、芯材を使わずにすべてを銘木で作り上げる場合は「総無垢」と呼びます。

 

【唐木仏壇の製造工程】

 

唐木仏壇は、つぎのような工程で作られます。

■木地加工
製材から乾燥まで、数年間ほど木を寝かします。
その後、木取り、削り、貼り合わせをし、面取りをして組み立てていきます。

■彫刻加工
欄間や障子など、彫刻細工も唐木仏壇の特徴です。
いきなり彫り上げるのではなく、荒彫、中彫、仕上げ彫と、手間ひまかけて彫刻します。

■塗り加工
木材は塗装することで、表面が保護され、きれいな色つやが浮かび上がります。
木地を調整し、着色し、塗っていきます。
最近はウレタン塗装が主流です。
塗りと研ぎを何度も何度もくりかえします。

■組み立て
最後に部材同士を組み合わせて完成です。
寸分の狂いもなく取り付けるため、職人の繊細な技が求められます。

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