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床掛軸

床掛軸とは、床の間に掛ける掛軸のことです。
掛軸には、花鳥風月や山水を描いたもの、季節を表すものなどがあります。
床の間に掛け軸をかけて四季を楽しむ、日本文化を代表するものですが、仏事用の掛軸も多数あります。
この記事では仏事用の床掛軸についてご説明します。

 

【床の間は仏間に並ぶ位置にある】

 

まずは、床の間についてです。
もともと床の間とは和室の中で最も上座に位置し、床を一段高くした場所です。
掛軸をかけ、花を飾り、香を焚きもしました。
死者や先祖の礼拝の場である仏間とは本来別の場所でしたが、いつしかひとつの空間の中に床の間と仏間が同居し、今の形になりました。
床の間の横に仏間があるため、仏事の際にはそれ専用の掛軸を掛けます。

 

【さまざまな仏事用の掛軸】

 

それでは代表的な仏事用の掛軸をご紹介します。

 

■「南無阿弥陀仏」

阿弥陀如来を讃える言葉です。
浄土真宗や浄土宗で用います。

 

■「南無大師遍照金剛」

真言宗の開祖、弘法大師を讃える御宝号です。
真言宗で用います。

 

■「南無釈迦牟尼仏」

釈迦如来を讃える言葉です。
禅宗(臨在宗や曹洞宗)で用います。

 

■「南無妙法蓮華経」

日蓮宗や法華系の宗派で用います。

 

■十三仏

追善法要や年忌法要を司る13の仏様が描かれた掛軸です。
13の仏様とは以下になります。

 

・不動明王 初七日
・釈迦如来 二七日
・文殊菩薩 三七日
・普賢菩薩 四七日
・地蔵菩薩 五七日
・弥勒菩薩 六七日
・薬師如来 七七日
・観世音菩薩 百か日
・勢至菩薩 一周忌
・阿弥陀如来 三回忌
・阿閻如来 七回忌
・大日如来 十三回忌
・虚空蔵菩薩 三十三回忌

 

■四国八十八カ所や西国三十三カ所霊場巡りの掛軸

巡礼の際に全ての寺院から頂いた納経は、表装して掛軸にできます。
四国八十八箇所霊場は弘法大師空海のゆかりの寺院(主に真言宗)。
西国三十三カ所霊場は観世音菩薩ゆかりの寺院。
結願までに大変な労力を要し、想いのこもったものなので、宗派を超えて、掛軸をお飾りしています。

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