葬儀のあれこれ
お墓に使われる石はどれも同じように見えますが、実はたくさんの種類の石があります。
この記事では、日本国内で採れる石についてご説明します。
【墓石に用いられる石は200種類以上】
墓石に用いられる石材は、国内外合わせて200種類以上もあると言われています。
主に用いられるのは花崗岩に分類される石材です。
200種類の中から自分たちで石材を決めるのは大変なことなので、石材店が提案してくれるものの中から選ぶのがよいでしょう。
【国産の石】
日本中で石材が採れます。
代表的な産地は、福島、茨城、そして瀬戸内海沿岸です。
数ある種類の中でも人気があるものをご紹介します。
■庵治石
庵治石は、香川県高松市の庵治町と牟礼町で産出されます。
目の細かい「細目石」は特に最上級品として有名です。
表面に浮かぶ独特の「斑」と呼ばれる紋様や、水晶と同じ硬度(モース硬度7)などが特徴です。
■大島石
大島石は愛媛県今治市の大島で産出されます。
庵治石を横綱とすると、大島石は大関にたとえられます。
安定した産出量、そして均一な目合いが美しく、特に近畿地方や西日本では古くから好まれえる銘石です。
■本小松石
本小松石は神奈川県真鶴町で産出されます。
淡い緑色が特徴の石材で、東日本で産出される石材では最高級品です。
皇室だけでなく、徳川家や北条家のお墓にも使用されています。
■真壁石
真壁石とは、茨城県桜川市真壁町で産出されます。
関東地方の石材にもっとも多く使用されていると言っても過言ではありません。
豊富な産出量から、比較的安価に手に入れられる青御影石の銘石です。