葬儀のあれこれ
墓石に使われる石材には200を超える種類があると言われています。
この記事では、外国の石の中でも、中国以外の世界の代表的な石材をご紹介します。
【墓石用の石材はすべて中国を経由して輸入される】
墓石用の石材は、世界中から輸入されます。
中国以外にも、インド、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカなどなど。
しかし、これらの石はすべて中国に運ばれ、加工され、それから日本に輸入されます。
ですから、「◯◯の石が安い」「▲▲の石が高い」というように、産地別の値段の差もありますが、むしろ中国の石工の人件費が、外国材の価格高騰の要因です。
近年の中国の経済発展は目を見張るものがあり、石工の人件費の高騰により、外国石材全体が値上がり傾向にあるのです。
【アーバングレー・インド】
「アーバングレー」はインドで採掘される石材です。
中国黒竜江省の「K−12」と並んで、近年の外国石材で人気を誇るのが「アーバングレー」です。
インドを代表する白御影石で、産出量、石材の品質ともに申し分がありません。
硬く、そして粘り気がある経年劣化にも耐える石材です。
ただ、少し緑がかった石肌にクセがあり、好みが分かれるところでもあります。
【クンナム・インド】
「クンナム」は、インドで採掘される石材です。
黒御影石は、インド産や中国産をはじめとして、さまざまな国で採掘されますが、その筆頭が「クンナム」です。
黒御影石の中でも最も硬く、経年劣化による艶落ちや色あせもなく、「グランドクンナム」と呼ばれる原石にはインド政府の保証書がつくほど、インド社会でも最高級石材とされています。
【M−1】
「M−1」はインドで採掘される石材です。
黒御影石の中に、緑の粒子がちりばめられているのはまるでエメラルドのようで、とてもきれいで高級感をかもし出します。
その上、耐久性にも強く、粒子が細かく加工も美しくし上がります。
【AGE】
「AGE」とはアメリカで採掘される石材です。
目合は注目に分類され、少し荒いのですが、白玉や黒玉、あるいはキズの心配がほとんどありません。
青御影石の「大島石」によく似ていて、予算が届かない人などに選ばれています。