葬儀のあれこれ

墓石のあれこれ

お墓の文字彫刻について

墓石の表面にはさまざまな彫刻を施します。
正面文字、建立者、先祖の戒名、家紋などなど。
この記事では、お墓の文字彫刻についてご説明します。

 

【仏石正面】

 

仏石(軸石・竿石)はまさにお墓の中心で、ここに魂が込められると考えられます。

 

■家名
「〇〇家之墓」「〇〇家先祖代々之墓」「○○家累代之墓」など最もポピュラーなのが家名の彫刻です。
 
■真言宗「南無大師遍照金剛」
真言宗の開祖である弘法大師を讃える真言です。
頭に梵字の「ア」字を彫ることもあります。
 
■浄土真宗「南無阿弥陀仏」「倶会一処」
浄土真宗では、阿弥陀如来に帰依する念仏「南無阿弥陀仏」が主流です。
また、それ以外にも、『阿弥陀経』の中の言葉の「倶会一処」が用いられます。
 
■日蓮宗・法華系「南無妙法蓮華経」
日蓮宗や法華系の宗派では、法華経に帰依するという意味の「南無妙法蓮華経」の文字を刻みます。
また、「ひげ文字」と呼ばれる日蓮上人直筆とされる書体で彫ることもあります。
 
■神道 「〇〇家奥津城」
神道のお墓では「奥津城(おくつき)」という文字を刻みます。
神道用語で「墓」を意味します。
 
■キリスト教系 十字架
キリスト教では、十字架や、聖書の一節を刻みます。
 
■家族を象徴する言葉、故人に手向ける言葉
これまで紹介したのは、家制度や宗教の教義に準じた彫刻ですが、最近では洋風のデザイン墓が多く、施主は自由に彫刻文字を選びます。
「絆」や「ありがとう」などの言葉だけでなく、図柄や花柄等を刻むこともできます。

 

【建立年月と建立者】

 


 
お墓には、そのお墓が建てられて年月と、建てた人の名前を刻みます。

 

「平成◯◯年◯月吉日 佐藤太郎 建之」

 

…このような形です。
建立者が健在の場合、名前の部分(上の例の場合だと「太郎」の2字)は朱にします。
また、建立者名は連名にしても構いません。

 

【故人や先祖の戒名】

 

故人や先祖の戒名は仏石の側面か、霊標のいずれかに彫刻します。
彫刻する内容は、戒名、俗名、命日、年齢(数え年)です。
仏石に彫刻する場合は、予め寺院に性根抜きをしてもらわなければなりません。
霊標の場合は、性根抜きは不要だとされています。

 

【家紋】

 

家紋を彫刻する場所は、墓石の地域性によって異なります。
関東地方だと仏石を支える上台、関西地方だと遺骨を納めるための刳り穴を塞ぐ水鉢に彫刻するのが一般的です。
その他、外柵の玉垣や門柱などにも家紋を彫刻します。

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