葬儀のあれこれ

新しい葬法「樹木葬」のあれこれ

樹木葬とは

いま、樹木葬が注目を浴びています。
元来の石塔によるお墓ではなく、樹木を礼拝の対象としたお墓です。
この記事では、樹木葬についてご説明いたします。

 
【樹木葬が注目を浴びる背景】

 

樹木葬だけでなく、海洋散骨などもこれにあたりますが、遺骨を自然に還す「自然葬」がにわかにブームを集めています。
遺骨や遺体を土に還すという点では従来のお墓も同じです。
ですから、実際には遺骨を自然に還すことよりも、自然物を礼拝の対象にすることが広く受け入れられているのでしょう。
樹木葬であれば樹木、海洋散骨であれば海全体が礼拝の対象です。
一方、石塔は人間の手の加わった人工物です。

 

【永代供養とエコ志向】

 

樹木葬では大きな石塔を建てませんから、墓じまいの心配がありません。
また、お墓を建てるためには山から石を切り出さなければならず、墓地の造成の時も自然を破壊せざるを得ません。
こうしたエコ志向も、樹木葬の普及を後押ししています。

 

【2つのスタイル 里山型と霊園型】

 

樹木葬には里山型と霊園型があります。

●里山型
樹木葬の始まりは、岩手県一関市の祥雲寺です。
山全体を墓地とする「里山型」では、山の中で区域を区切って遺骨を埋葬します。
まさに真の意味での樹木葬ですが、2014年の段階では里山型の樹木葬はこの祥雲寺が始めた「樹木葬公園墓地」だけだそうです(現在は祥雲寺の子院の知勝寺が行っています)。

●霊園型
現在の樹木葬のほとんどは、霊園や寺院の境内に設けられた施設です。
大樹をシンボルツリーとして、これを礼拝物とするものだと、シンボルツリーの周辺に個別のカロートを設けて納骨するもの、個別の墓域の墓標を樹木とするものなど、さまざまです。
一般的なお墓と同じで、個別墓か集合墓かを選べます。

 

【埋葬は「墓地」にしかできない】

 

『墓地埋葬等に関する法律』では、埋葬は、「墓地」にしかできません。
これは不動産登記で地目を「墓地」あるいは「境内地」と、認められた場所でしか埋葬できないことを意味します。
個人の判断で勝手に里山に埋葬してしまうと、遺体等遺棄罪にあたります。
勝手な埋葬はくれぐれも避けましょう。

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