葬儀事典トップページ > 葬儀のあれこれ > 葬儀スタイルのあれこれ > 仏式葬 仏教寺院に供養をしてもらう葬儀

葬儀のあれこれ

葬儀スタイルのあれこれ

仏式葬 仏教寺院に供養をしてもらう葬儀

日本では、仏教伝来以降、仏教の僧侶が死者供養を担ってきました。
いまでも寺院に供養をしてもらうことで、私たちはなにかしらの安心感を得ます。
この記事では、葬儀における寺院の役割を考えます。

 
【寺院による供養は、死者を仏道に導き、遺族の心を慰める】
 

不幸が起きてしまうと、その家は大きく動揺します。
それほどに、人がひとり亡くなってしまうことは大変なことなのです。
臨終直後の家に、寺院は何度も何度も足を運びます。

 

■枕経
不幸が起きると寺院はまず枕経に駆けつけます。
本来は、息を引き取るまさにその瞬間に、お経を唱えて死にゆくものに聞かせました。
死の恐れを取り除き、仏国土のありがたさを説いたのです。
いまでは病院などの公共施設での死が当たり前なので、死の瞬間に立ち会うのはなかなか難しいのですが、現代の「枕経」は、故人の枕許でお経を唱えます。

■通夜・葬儀
通夜と葬儀でもそれぞれ供養します。
通夜では親族や参列者の焼香を先導し、葬儀では引導を渡し(故人に死の事実を知らせること)、授戒します(戒名を授け、仏の道に導き入れる)。

■炉前法要
火葬炉前で、読経をします。

■初七日法要
亡くなって七日目に執り行う法要です。
最近では葬儀当日に執り行います。

■追善法要
二七日、三七日・・・と、七日ごとに寺院が遺族の自宅に出向いて読経します。

■四十九日法要
四十九日法要を経て、死者の霊は祖霊となります。
これより先は、その家の祖先として仏壇で祀ります。
四十九日法要は、忌明けでもあり、特に大切な法要です。
この日までに仏壇や位牌を用意します。

■年忌法要
以降、百か日、一周忌、三回忌、七回忌などと、間隔をあけながら法事を執り行います。
三十三回忌(地域によっては五十回忌)まで法事をします。
こうした繰り返し行われる法事で、死者をゆっくり供養され、時間をかけて、遺族の悲しみも癒えていきます。

 
【引導と授戒】
 

仏式葬は、引導と授戒が大切な儀式として行われます。

 

■引導(いんどう)
引導とは、死者に対して死の宣告のことです。
非情のよう思われますが、死者を彼岸に引き導くことで、仏道に進む第一歩となるのです。
これは、引導は故人に向けられているのと同時に、遺族に対しても向けられているのではと、考えます。
死別は哀しいのですが、それを乗り越えて早く日常を取り戻さなければならない、その第一歩を歩みだすために、遺族も死を受け入れなければなりません。

■授戒(じゅかい)
授戒とは、仏弟子になるために戒をさずけることです。
死者が仏弟子として新たな命を歩むために、新たな名前を授けます。
それこそが戒名なのです。
なお、浄土真宗では教義として引導や授戒がありません。
浄土真宗では「臨終即往生」と言って、阿弥陀仏を信じるものは誰もが極楽浄土に往生します。
葬儀は、引導や授戒の場ではなく、阿弥陀仏の力を讃え尊ぶ場です。

 
【弔意の表し方は焼香】
 

仏式葬では、焼香で弔意を表します。
宗派別に回数の決まりがありますが、葬儀にはさまざまな人が集まるので、特にこだわらなくてよいでしょう。
葬儀スタッフの指示に従いましょう。
また、数珠は祈りの時に用いる法具です。
仏式の葬儀に参列するときには必ず持参しましょう。

関連記事こちらの記事も読まれています

0120955836

page top